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カリキュラム

次代の教師には「人間力」「社会力」「教育力」の3力を備えることが欠かせません。 各教科・科目の幅広いラインナップが強みです。

カリキュラムの概要

「人間力」「社会力」「教育力」の3力を強化する
本学独自のカリキュラム

プロフェッショナル教師になるためには、「人間力」「社会力」「教育力」の3つの力を身に付けなければなりません。それぞれの知識と実践力を高めるために、本学では現代の教育に欠かせない科目を幅広く用意しました。これらの科目は、教育現場ではもちろん、社会との対応や視野の拡大に大変役立つはずです。

独自カリキュラムの基本構成

「人間力」「社会力」「教育力」を強化する科目群

教職基礎力と教職応用力の科目で「人間力」を育成する

人間力を育成するには、教職の基礎力と応用力の養成が欠かせません。教職基礎力の基本としては、教師論、キャリア開発などがあり、それに加えて教育哲学、教育原論、教育心理学、教育課程の作成法などを学びます。さらには教職や教科のゼミで研鑽し、教育実習で体験を深めます。また、教職の応用力を身に付けるために、学校経営や教育制度、地域社会との連携などがあり、学校教育現状論や子ども論なども用意されています。

対人対応力と問題解決力の科目で「社会力」を体得する

社会力を体得するには、対人対応力と問題解決力が欠かせません。対人対応力の向上には、生徒や保護者に対して生徒指導や教育相談をする力を育成することが重要であり、生徒指導の進め方やキャリア教育、そして不適応生徒の対策、対人コミュニケーションなどの科目があります。問題解決力向上のために、創造的問題解決、参画教育、ディベート討議、そして教師の表現力を強化する科目を用意しました。

教科知識力と教科教授力の科目で「教育力」を鍛錬する

教育力の鍛錬のためには、教科知識力の強化と教科教授力の向上が必要不可欠です。教科の知識力向上のために、国語、社会、数学、理科、英語など5教科について、多様な科目を用意しました。そして教科教授力の訓練には、個別に用意された各教科の教育法のほか、教育メソッド、教育プレゼンテーション、教育評価などの演習や、ICTを使っての教材作成や教授法を学んでいきます。

(I)人間力の科目群 人間力の強化を目的とする、教職基礎力と教職応用力の科目群です。

(1)教職基礎力の科目

1. 教職の基本科目

教師として基本となる科目です。教師とは何か、教師としてのキャリアをどう形成するか、教育課程の作成など教師の基本を考える科目群です。

2. 教育学・心理学の科目

教育学や心理学の基本を身に付けます。教育原論、教育哲学、学習心理学、教育史など教師として身につけるべき基本知識を学びます。

3. 教職の総合科目

教師としてのあり方を考える科目です。教職・教科総合ゼミで2年にわたって仲間と切磋琢磨し、学校実習で現場での実践力を養います。

(2)教職教養力の科目

1. 学校教育の科目

学校教育の基本となる知識を学びます。教育制度、学校経営、学校間や学校と地域との連携のあり方など、学校教育のあり方を学んでいきます。

2. 現代教育の科目

世界や日本の教育がどうなっているかを学びます。世界の学校教育、学校教育の現状、また現代の子ども達の現状はどうなっているのかなど、広範囲に教育の問題を取り上げていきます。

能力領域 (I)人間力
コンピテンシー (1)教職基礎力
科目名 1. 教職の基本科目
  • 教師論特講
  • 教職キャリア開発演習
  • 教育課程研究特論
  • 教育課程実践研究
2. 教育学・心理学の科目
  • 教育原論
  • 教育哲学特論
  • 学習心理学特論
  • 教育史特論
3. 教職の総合科目
  • 教職総合ゼミ
  • 教科総合ゼミ
  • 学校における実習
  • 学習塾における実習
コンピテンシー (2)教職応用力
科目名 1. 学校教育の科目
  • 教育制度特論
  • 学校経営事例研究
  • 学校間・学校と地域連携論
2. 現代教育の科目
  • 世界の学校教育特講
  • 日本の学校教育現状論特論
  • 現代社会と子ども論特講

在校生が語る授業の魅力

白石 岳志さん
「教職総合ゼミ」
白石 岳志さん

教職総合ゼミは、様々な教科の人達が集まり、ゼミごとに多種多様な研究をしています。自分の専門以外の人達との交流は、新たな発見もあり、参考になるものです。また、ゼミごとに合宿や飲み会等があり、有意義な時間を過ごすことができます。


北村 直大さん
「教科総合ゼミ」
北村 直大さん

本講義は学生同士の学び合いを通じて専門教科における教養や技術を会得し、教師の在り方について各自の考え方を深めるものです。授業は学生による発表や討論が中心となり、自身の教育観を大きく向上させられる内容になっています。


長井 利光さん
「学校実習」
長井 利光さん

160時間にも及ぶ長期の学校実習は、教育実習とは違い、広く教務にかかわる事ができます。内容は関係する学校や人によって異なります。私は校長が行う総合的な学習の補助を担当しました。本学で学んだ事を実践していく有意義な場となりました。

シラバス紹介(人間力の科目例)

教師論特講
河上 亮一

教師の仕事は社会的な分業のひとつです。自分が理想とする教師像をひとまずカッコにいれ、国家・社会から与えられた役割を認識することがこの講座の第一目標です。さらに、その具体的な活動方法を考えるのが第二の目標です。

教職キャリア開発演習
高橋 誠

まず自分の教員としてのキャリアを、どう開発するかを立案します。将来の目標を構想、現状を分析し、自己開発計画を立てます。次にその体験を活用して、教育現場でのキャリア教育のあり方を考え、具体的な進め方を講義や演習で体得します。

学習心理学特論
黒石 憲洋

人間の学習とは何か。学習のメカニズムとプロセス、学習・教育評価の理論と実際、学習への動機づけ理論といった、さまざまな心理学的知見を踏まえた上で、学習とその支援の在り方について自分自身の考えを持つことを目標とします。

教育制度特論
出口 英樹

この授業は、教育に関する理念や政策が、立法府や行政府によって法令化され、実際の行政や制度として具現化する過程をダイナミックに把握することを目標とします。講義形式を基本としますが、受講者による報告や映像資料の活用も考えています。

学校間・学校と地域連携論
出口 英樹

学校がその教育目的を遂げるためには、学校内部の教育資源だけでは不十分といわざるを得ません。本講義では、学校同士、あるいは学校と企業や地域社会との連携を通して、学校がその外部に存する教育資源を活用する事例及び方策を学んでいきます。

世界の学校教育特講
吉良 直

前期は国際学力調査(PISA)を中心にドイツ、フィンランド、韓国、アメリカ等の先進国、後期は途上国等の学校教育事情を、文献とビデオを用いて考察していきます。自分の教育体験も振り返り、比較分析を通して日本への教訓も導き出していきます。

(II)社会力の科目群 社会人としての基本となる、対人対応力や問題解決力を養います。

(1)対人対応力の科目

1. 生徒指導・教育相談の科目

現代社会が若者に最も求めているのが対人対応力です。生徒指導では、その理論研究、事例研究の科目や不適応生徒への対策などの科目があります。

2. カウンセリングの科目

コミュニケーションやカウンセリング関連の科目です。学校教育相談やキャリアカウンセリングのキャリア教育の科目、そして対人コミュニケーションなど、対人対応力の基本となる科目があります。

(2)問題解決力の科目

1. 創造的問題解決の科目

学校現場で起こりうる多様な問題を解決するための科目です。創造的な問題解決、参画教育、ディベート討論やデータリテラシーなどの科目がそろっています。

2. 表現力の科目

問題解決したものをいかに表現するかの科目です。音声言語表現、文章表現、そしてICTでの文書作成などの科目があります。

能力領域 (II)社会力
コンピテンシー (1)対人対応力
科目名 1. 生徒指導・教育相談の科目
  • 生徒指導の理論研究
  • 生徒指導事例研究
  • 不適応生徒対策特講
2. カウンセリングの科目
  • 学校教育相談事例研究
  • キャリア教育特講
  • 対人コミュニケーション特論
コンピテンシー (2)問題解決力
科目名 1. 創造的問題解決の科目
  • 創造的問題解決演習
  • 参画教育特論
  • ディベート的討議演習
  • データリテラシー特論
2. 表現力の科目
  • 音声言語教育特論
  • 文章表現法演習
  • ICTによる文書作成演習

在校生が語る授業の魅力

赤川 弘樹さん
「生徒指導事例研究」
赤川 弘樹さん

本講義では、担当である河上教授の現場経験をもとに授業が展開されています。現場で起こる非行や問題行動の事例も紹介され、学生同士の話し合いの時間もあります。生徒指導の実践に向けた基本的な考え方を学び、深めることができました。


丹治 賢さん
「創造的問題解決演習」
丹治 賢さん

この科目は“創造的な考え方を獲得し、潜在する知識を活用できる理論と方法の修得”が狙いです。企業・大学・学校で創造性教育を実践されてきた高橋先生が、多彩な問題解決技法を習得させてくれます。社会力を備えたワンランク上の教師をめざしましょう。


長嶺 聖子さん
「参画教育特論」
長嶺 聖子さん

林教授の温かい眼差しの中、あくまでも学生主体で授業をつくり、発展させます。集団の中でどう自分を活かし、どう動くのかを考える過程は自己発見の連続です。受講生、教授が共に手を携え、参画教育を体得し、その実現に迫ります。

シラバス紹介(社会力の科目例)

学校教育相談事例研究
大野 精一

中学・高等学校で教諭・養護教諭が中心となって実践されている、教育相談活動(学校教育相談)の歴史や理論等を、主に事例や各国比較により研究し、さらに学校現場で実践するために必要なスキルを学んでいきます。

不適応生徒対策特講
戸所 保忠

本講座は“生徒の声”に学ぶ特講です。不登校・転学生の声の中に珠玉の教師像・教育観が秘められています。“共生(共に生き生きと学ぶ:筆者注)”もその一つです。学校教育で多様な価値観の生徒すべてを包摂する困難さも学べます。

対人コミュニケーション特論
黒石 憲洋

この演習は、自分のコミュニケーションをビデオに撮影して、外からの視点で観察します。グループ・ディスカッションなどを通して自己分析をし、観点ごとに目標を立てて自己改善を図っていくことで意識とスキルを身に付けます。

ディベート的討議演習
花田 修一

今、我が国では、世界のPISA型読解力の結果などを踏まえ、「言語力」の育成、特に「論理的表現力や批判的思考力」が求められています。この授業では、「ディベート」を中心として「言語力」を身に付け、学校現場や社会生活で「生きて働く」活用力を養成します。

文章表現法演習
花田 修一

学校教育で生徒に指導すべき連絡、通知、手紙、紹介、依頼、説明、解説、意見、論文、レポートなど、さまざまな文章の基礎的な知識や基本的な技能の習得力と、目的や相手に応じた活用力や論理的表現力などを演習によって確実に身に付けることができます。

ICTによる文書作成演習
斎藤 俊則

“仕事のための文書”を作成する技術の体得を目的とします。そのために情報生産の観点によるライティング技法を扱います。授業ではICTを手段として用いながら<分析→設計→執筆→評価>の4段階のプロセスによって文書を生産します。

(III)教育力の科目群 教える知識や教授力を育む、教科知識力と教授力向上のための科目です。

(1)教科知識力の科目

中高各教科別の教科に関する知識を高める科目です。

1. 国語科の科目

2. 社会科の科目

3. 数学科の科目

4. 理科の科目

5. 英語科の科目

6. その他の科目
総合的学習、特別活動、メディア教育、創造性教育など5教科以外の科目です。


(2)教科教授力の科目

各教科の教育法、そして多様な教授法の科目です。

1. 国語科教育法の科目

2. 社会科教育法の科目(中学社会科、高校地理歴史科、高校公民科)

3. 数学科教育法の科目

4. 理科教育法の科目

5. 英語科教育法の科目

6. 授業技法の科目
教育方法の研究、教育メソッド、ICT技法、ICT教材作成、教育評価、授業プレゼンなど。


能力領域 (III)教育力
コンピテンシー (1)教科知識力
科目名 1. 国語科の科目
  • 国語学特論
  • 国語学研究
  • 古典文学研究特講
  • 国語科教材論
2. 社会科の科目
  • 世界史教科演習
  • 日本史教科演習
  • 地理教科演習
  • 公民科演習
3. 数学科の科目
  • 数学の基礎演習
  • 数学科セミナー
  • 数学科教科研究
  • 解析学・幾何学演習
4. 理科の科目
  • 理科授業の設計
  • 物理・化学演習
  • 生物・地学演習
  • 理科教育演習
5. 英語科の科目
  • 英語総合演習
  • 英語教科演習
  • コミュニカティブ・イングリッシュ演習
  • スピーチ・コミュニケーション演習
6. その他の科目
  • 総合的学習開発特論
  • 特別活動特論
  • 創造性教育特論
  • メディア教育特論
コンピテンシー (2)教科教授力
科目名 1. 国語科教育法の科目
  • 国語科教育法研究
2. 社会科教育法の科目
  • 中学社会科教育法研究
  • 高校地理歴史科教育法研究
  • 高校公民科教育法研究
3. 数学科教育法の科目
  • 数学科教育法研究
4. 理科教育法の科目
  • 理科教育法研究
5. 英語科教育法の科目
  • 英語科教育法研究
6. 教授法の科目
  • 教育方法の研究
  • 教育メソッド演習
  • ICT技法演習
  • 教材作成へのICT活用論
  • 教育評価演習
  • 授業プレゼンテーション演習

在校生が語る授業の魅力

梅田 悠紀子さん
「国語科教育法研究」
梅田 悠紀子さん

教材をどう扱うかは無数に考えられますが、この授業ではコミュニケーション能力と論理的思考の育成を大きな軸として“心ある言葉の使い手”をいかに育てるかを共に考えました。毎回模擬授業を行い、切磋琢磨できるのが最大の魅力です。


古城 充章さん
「高校地理歴史科教育法研究」
古城 充章さん

自分なりの授業法を研究すること。私はこの講義でこれを得ました。他の学生が行う授業から刺激を受け、自分で考えた授業法を試す。型を勉強し、型にはまらず、自分の型を作っては変えていくという過程を考えられるようになりました。


豊田 佳子さん
「英語科教育法研究」
豊田 佳子さん

The aim is to develop your teaching skills, studying TESOL. This course is very practical and improves your English communicative competence. Mr. Kira is very unique and earnest, so I hope that you’ll find studying with him both meaningful and fun. Let’s take advantage of his knowledge and experience!

シラバス紹介(教育力の科目例)

国語学特論
石塚 秀雄

奈良時代以降、日本語の音韻、文法、語彙、表語がどのように変遷したかを具体例に即して学びます。文献は特殊なものではなく、高等学校や中学校の国語科教材として使用されているものから選び、授業に役立つように心がけます。

地理教科演習
久保田 武

地理の基本である、地図投影の原理、地形図の讀図、自然地理と人文地理の要点、世界各地域の概観、日本地理の全体像を、演習形式で学習します。学んだ結果が教員採用試験対策を兼ねるように心がけます。また、時間不足で希望者がいれば補講も行います。

数学科教科研究
永井 礼正

中学校および高等学校における数学科の教材研究を行います。古典的数学の現代的解釈、取り扱いを検討し、数学の文化的意味を問い直します。数学の理解において、高度な情緒とどのような関係があるかを古典的文献の輪講をしながら議論します。

理科授業の設計
森 一夫

「自然認識の順序性に沿っていない授業」に「どのように単元構成を行うか、単元指導計画・学習プランを設計するか」、「教師に子どものつまずきが見えていない授業」に「子どもがつまずき、それを克服して真の理解につなげるには、授業設計をどう行うか」を具体例で説明します。

英語総合演習
吉良 直

主に英語科の学生を対象に、授業を英語のみで行い、異文化間コミュニケーション等に関して自分の意見を英語で発信できる能力を養成していきます。後期には、日本文化や社会についても英語で説明する方法を皆で検討します。

総合的学習開発特論
林 義樹

まず、総合的な学習の時間創設の主旨の理解を深めます。次に、中学・高校の事例研究を行い、フィールド校を選定して参観します。他方、導入する観点・ツールを学び、自分なりの学校レベルの総合的な学習の授業プランを立案します。

中学社会科教育法研究
河上 亮一

学校の役割と社会科教育の位置を確認し、『中学校学習指導要領』の「社会」を読み解きます。次に、各自テーマを決め、指導案を書き、模擬授業を行い、学生は中学生になったつもりで参加し、教師の立場で批評を行います。

高校公民科教育法研究
大野 精一

現行の高校公民科について、その構成や構造等(目標や内容、その取り扱い、指導計画や評価問題等)に焦点を当てて模擬授業や文献輪読、各自の課題論文作成、必要な講義等を行います。

数学科教育法研究
永井 礼正

中学校および高等学校における数学教育の目標を確認するとともに、種々の視点から目標論を展開します。また、伝統的な数学教育法の構成を検討するとともに、アイディアの変遷としての数学史を踏まえた数学の体系の発展を考察します。

教育方法の研究
林 義樹

ひとまとまりの含意をカード、シール、付箋などに記載したものをラベルと呼びます。このラベルを、コミュニケーション(交流)や思考の道具(ツール)として活用する理論と技法を体系的に学び、ラベル授業のモデルプランを作成していきます。

ICT技法演習
斎藤 俊則

教員の職務遂行に必要な情報リテラシー全般の体得を目的とします。そのためにICTの知識や操作はもとより、収集から発信に至る情報活用プロセスにおける各段階での技法やノウハウを扱います。授業は可能な限り問題解決型で行います。

創造性教育特論
高橋 誠

生徒が「多様な問題を創造的に解決する力を身に付けさせる」のが創造性教育ですが、日本はその普及が大変遅れています。創造性教育の重要性、世界の創造性教育などの理解の上で、学校現場で教科ごとに創造性教育を実施する方法を学びます。